やど旅ブログ泊まってよかった宿の記録

PRこの記事はアフィリエイト広告を利用しています

知床五湖

北海道・知床2026年5月訪問

知床五湖 小ループ体験記|二湖と一湖を40分、レクチャーの中身

世界自然遺産・知床五湖の小ループを歩いた記録です。二湖と一湖を約40分、実際に撮った写真15枚で紹介します。出発前のレクチャーの中身と料金、高架木道との違い、ヒグマ活動期のルールまでまとめました。

2026年5月、世界自然遺産の知床五湖を歩いてきました。

知床五湖は、行けばいつでも自由に歩ける場所ではありません。時期によってルールが変わり、私が行ったときは出発前にレクチャーを受ける決まりでした。

歩いたのは、五湖のうち二湖と一湖を回る「小ループ」です。

結論:初めてなら、こう歩けばいい

  • 時間がないなら高架木道だけでも十分です。無料・予約不要で、ここからしか見えない景色があります
  • 湖のそばまで行きたいなら小ループ。約40分で二湖と一湖を回れます
  • 五湖ぜんぶ見たいなら大ループ。1時間30分かかります

私が行った日は、大ループが閉まっていて小ループだけの開放でした。大ループは受付の締め切りが早いので、五湖ぜんぶ見たい方は時間に余裕を持って行ってください(締め切りの時刻は後で書きます)。

歩いた実感としては、40分は思ったより短く、物足りないくらいでした。

ウトロの宿を楽天トラベルで探す知床五湖の公式サイト

かかったお金と時間

項目
レクチャー(大人) 450円
駐車場(乗用車) 500円
レクチャーの時間 約10分
小ループを歩いた時間 約40分

※料金は2026年時点のものです。

知床五湖には歩き方が2つある

知床五湖の案内板。五つの湖と2つのコースが描かれている

入口にこの案内板があります。緑の線が大ループ、黄色い線が小ループです。

高架木道:無料・予約不要

全長約800mの木道で、一湖の湖畔まで行けます。無料(駐車場代のみ)で、開園期間中ならいつでも歩けます。

ただし最終展望台からの折り返しで、高架木道から地上へ降りることはできません。

地上遊歩道:有料・一方通行

こちらは湖のそばまで降りていくコースです。

コース 距離 時間 見られる湖
小ループ 1.6km 約40分 二湖・一湖
大ループ 3.0km 約1時間30分 五湖すべて

順路は一方通行で、逆回りはできません。小ループは「入口 → 二湖 → 一湖」の順に進みます。

大ループは受付の締め切りが早いので注意してください。最終レクチャーの時刻が、大ループと小ループで1時間違います。

時期 大ループの最終 小ループの最終
4/20〜8/31 16:00 17:00
9/1〜9/15 15:30 16:30
9/16〜9/30 15:00 16:00
10/1〜10/20 14:30 15:30
10/21〜11/8 14:00 15:00

私が行った日も、着いた時点で大ループは締め切られていました。五湖ぜんぶ見たい方は、この時刻から逆算して出発してください。

遊歩道の中にトイレも売店もありません。飲み物の購入とトイレは、レクチャーを受ける前に済ませておいてください。

出発前のレクチャーは10分

レクチャー会場のパネル。ヒグマの食痕とコースの見どころ

フィールドハウスで受けます。パネルにはヒグマが何を食べているか、コースのどこに何があるかが並んでいました。

約10分、定員は1回50名です。うち40名が事前予約枠、10名が当日枠で、公式の予約ページから予約できます。予約なしでも、連休などの混雑時で10〜20分ほど待てば受けられるそうです。

手続きはこの順番でした。

  1. 立入認定申請書に記入する
  2. 発券機でチケットを買う
  3. 受付を通る
  4. レクチャーを受ける

受付が終わると「立入認定証」がもらえます。有効なのはその日1日だけです。

同じ日にもう一度入る場合は、申請書やチケットの手続きはいりません。ただしレクチャーだけは、そのつど受け直します。

出発地点の木道と「知床国立公園」の看板

レクチャーを終えて、いよいよ出発です。

森の中を歩く

笹に囲まれた土の道

最初は笹に囲まれた道が続きます。

倒木と白樺のある森

歩いているのは、ヒグマが暮らしている森です。人が主役ではなく、少しだけ歩かせてもらっている。そう思うと、一歩ずつの景色が違って見えました。

大きな木が立つ開けた場所

残雪が残る5月の森

5月でも、まだ雪が残っている場所がありました。

苔むした倒木と石の道

木道が整備されている区間もある

ぬかるみやすい場所には木道がかけられています。ずっと土の道というわけではありません。

二湖

「知床五湖(二湖)」の標識と、その向こうの湖と知床連山

森を抜けると、いきなり視界が開けます。

二湖の湖面と対岸の森、奥に連なる知床連山

対岸の森の向こうに、雪の残る知床連山が並びます。湖に立った瞬間、空気が変わったのが分かりました。

小ループでは、この二湖が先に来ます。

一湖

「知床五湖(一湖)」の標識

続いて一湖です。

一湖の湖面と、奥に連なる知床連山

これ本当に日本なのか、と思いました。

写真や映像で見ていたつもりでしたが、実際に立ったときの迫力がまるで違いました。静かな湖なのに、静けさの中に力強さがあります。

ウトロの宿を楽天トラベルで探す知床五湖の公式サイト

高架木道からしか見えない景色がある

高架木道の上にある「知床五湖」の木の看板

地上遊歩道の終点は、高架木道につながっています。

環境省はこう書いています。

湖越しに羅臼岳から硫黄山まで知床連山の全ての山々が連なって見える絶景は、知床五湖の中でも、この高架木道の湖畔展望台以外では見られません

雲と木立が鏡のように映り込む一湖の全景

水面が鏡のようになって、雲まで映り込んでいました。

この高架木道は3年・総事業費8億円をかけて整備され、2010年に全線が開通しました。

いつ行けるか、どう歩けるかは時期で変わる

ここがいちばん大事なところです。同じ場所なのに、行く時期でルールが変わります。

時期(2026年) 地上遊歩道 高架木道
4月20日〜5月9日 レクチャーを受ければ自分で歩ける(有料) 無料・自由
5月10日〜7月31日 ガイドツアーに参加しないと歩けない 無料・自由
8月1日〜11月8日 レクチャーを受ければ自分で歩ける(有料) 無料・自由

5月10日から7月末が「ヒグマ活動期」です。この時期だけは登録引率者のガイドツアーが必須になります。ミズバショウの時期とヒグマの活動が重なるからだそうです。

ガイドツアーは料金が別にかかります。小ループが大人4,000円・小人2,500円、大ループが大人6,000円〜(ガイド会社によって違います)。1組10名までです。

所要時間も、公式の小ループが1時間45分。私が自分で歩いた40分の倍以上です。この時期は予算も時間も別に見ておいてください。

私が行ったのはその直前でした。数日ずれていたら、自分たちだけでは歩けませんでした。

行く前に知っておきたいこと

  • ペットは連れて行けません。高架木道も遊歩道も不可で、破ると自然公園法で罰せられます
  • 遊歩道内にトイレ・売店はなく、食べ物も持ち込めません。飴やガムも含め、密封していないものは不可です。飲めるのは水とお茶だけです
  • ヒグマが出ると遊歩道は閉鎖されます。ヒグマ活動期は、どこかのグループが遭遇すると全ツアーが中止になることもあります

アクセスと駐車場

ウトロから 約14km・車で約20分
路線バス ウトロ温泉バスターミナルから約25分・片道1,000円
駐車場 有料・約100台(乗用車500円)

バスは夏ダイヤの期間しか知床五湖まで行きません(2026年は4月28日〜10月31日)。

それ以外は車になりますが、冬は車でも行けません。知床五湖へのアクセス道路(道道知床公園線)が冬期は閉鎖され、閉園中は施設ごと利用できません(2026年の開園は4月20日〜11月8日)。

カーナビについて1つ注意があります。フィールドハウスは多くのカーナビに収録されていません。マップコード「757 730 727」を使うのが確実です。

泊まるならウトロ

知床五湖からいちばん近い温泉街はウトロです。私は北こぶし知床 ホテル&リゾートに泊まりました。オホーツク海が一面に見えるサウナがある宿です。

まとめ

歩いた時間は40分。それだけです。

でも、この40分のために手続きをして、レクチャーを受けて、時期を選んで来る価値がありました。簡単に来られる場所ではないぶん、湖の前に立った瞬間の感覚が強く残っています。

北海道の最果てに、こんな世界が残っている。一生に一度は見ておきたい景色でした。

ウトロの宿を楽天トラベルで探す知床五湖の公式サイト

※料金・期間・コースの情報は知床五湖公式サイトおよび環境省の資料より(2026年8月時点)。利用のルールは毎年変わります。行く前に必ず公式サイトでご確認ください。

公開:2026/08/26 料金・設備は変わることがあるため、年に1回見直しています。

ほかの宿泊記